ありがとう、法師さま。そしてごめんね。
あたしを守るため、こんなに傷ついていたことにも気づかずに。
ねえ、法師さま――。
あたしはいつも素直になれなくて。
あたしはいつも甘えてばかり。
だけど、今度はあたしがあなたを守る。
ねえ、法師さま――。
想いが届くなら、「愛してる」 すべてを込めて口づけを。
◆ ◆ ◆
おれは夢を見てるのだろうか。それならそれでもいい。
おまえの温もりを感じられるなら、おれはいつまでも夢を見続けたい。
なあ、珊瑚――。
おまえのためだったら、死ぬのも厭わない。
おまえのためだったら、この命もくれてやる。
だけど、おまえの唇は震えてたのか?
なあ、珊瑚――。
おまえの震える唇に、「愛してる」 すべてを込めて口づけを。